スポーツサプリメントの選び方

ブラジリアン柔術家が解説するスポーツサプリメントの選び方・効果・摂り方

BCAA(回復促進、筋肉量増加)

BCAAは、肉体的な疲労回復のほか、精神的な疲労回復、集中力アップの効果があるといわれ、現在は定番のサプリメントとなっています。


BCAAには疲労回復のほか、筋肉量増加の効果もあります。


BCAAは、必須アミノ酸のうち、バリン、ロイシン、イソロイシンという3つのアミノ酸のことです。これらの3つをメーカーが独自の割合で配合しています。

多くのメーカーでは、筋肉量増加に最も役割を果たしているというロイシンが多めに配合されています。


BCAAは消化の必要がないため、非常に吸収が早く、15〜30分で吸収されると言われています。

これに対してプロテインだと胃や腸で消化が必要ですので、消化の早いホエイプロテインでも飲んでから吸収まで1時間はかかります。


私が初めて飲んだサプリメントプロテインでしたが、その次に飲んだサプリメントがBCAAです。

まだ極真空手の道場に通っていた頃でした。


当時、週に3回も練習すると疲労困憊になって、日曜には一日起き上がる気になりませんでした。


ところがBCAAをためしてみると、練習の翌日には疲労感がなくびっくりしました。それからずっと愛用しています。

たまにBCAAを飲むのを忘れた翌日の強烈な疲労感にびっくりしたものです。


当時はまだBCAAの選択肢も少なく、またサプリメントの知識もなかったため、某メーカーの、今思えばびっくりする値段のBCAAを飲んでいました。

もしかすると、当時もサプリメントに詳しければ、ずっと安価なものがあったのかもしれません。


今、私が飲んでいるのはバルクスポーツのノンフレーバーです。

品質・信頼性、価格のバランスからバルクスポーツがベストだと思っています。


若干苦味があるので、どうしても飲みにくい方は割高になりますが味付きのものを選べば良いと思います。


価格を最も重視するならば、アメリカのメーカーになりますが、エクステンドが定番です。

私のジムでも愛用者多数です。


自分が何を重視するかでどちらかを選べば間違いないと思います。


飲み方は、練習・トレーニング前にビルダー飲み(粉末を口の中に入れ、そのままドリンクを口に含んで一緒に飲み込む)が簡単です。


練習・トレーニングが長時間の場合には、トレーニング中にも飲むか、トレーニング中のドリンクに溶かして飲むと持久力の向上を実感できると思います。


エクステンドの場合は一回分の量が多く、味も濃いのでビルダー飲みは厳しく、ドリンクに溶かして飲むのが良いと思います。

 

疲労で練習量が増やせない方や、練習の疲労が仕事に響いて困ってる方にはBCAAがオススメです。


ただし、疲労で困っている方は、まず、MDを試してみてください。


値段もBCAAよりかなり安いので、これまでサプリメントを飲んでいなかったような方にも手を出しやすいと思います。


まずMDを試し、さらに疲労回復を高めたり、筋肉量増加を目指す場合にBCAAを追加するのが良いと思います。

MD(疲労回復に効果No.1)

疲労回復、疲労感軽減といえばBCAAがポピュラーですが、一番効果的なのはMD(マルトデキストリン)だと思っています。

 

MDとは、要は吸収性の非常に高い炭水化物です。

ご飯よりパスタより、そしてお粥よりも早く吸収されます。

吸収性が高いので素早く身体に行き渡ります。

 

MDを最初に飲んだ時には、練習帰りの電車ですでに身体が軽い感じがして、翌日の身体の軽さにビックリしました。

 

今ではMDなしでは筋トレもブラジリアン柔術の練習もできません笑。

 

私も何度か忘れたことがあって、練習せずに帰ろうかと思いましたが、そんな時は練習後、コンビニに走りましょう。

まず確実に売っているウィダーインゼリーが代用になります。

実はウィダーインゼリーの主成分はMDなんです。

 

毎回飲むにはウィダーインゼリーはコストパフォーマンスが悪すぎますが、緊急用としては十分です。

 

普段用にMDサプリ、緊急用にウィダーインゼリーを使うのがオススメです。

 

MDの良いところは、とにかく安い所です。

 BCAAより安いのに、効果はてきめんです。

 

そして、その効果を知っている人がBCAAよりはるかに少ないので、その分人に差をつけられる笑。

 

私は全身のウェイトトレーニングをする時には、バルクスポーツのスプーン(25グラム)で二杯、柔術の練習の時には一杯飲んでます。

メーカーは、体重1キロにつき1グラムを推奨していましたが、私はそこまでの量は飲まずに効果を感じています。

通常は25グラム、疲労感があまりにも強い時、トレーニング・練習が長時間になる時は増量するというのが良いでしょう。

 

飲み方は、ワークアウトドリンクに溶かして少しずつ飲むか、練習・トレーニング後に溶かして一気に飲むかのどちらかです。

 

疲労の蓄積に悩んでいる方、BCAAを飲んでいるが疲労が蓄積する方、トレーニングの仕事に対する影響が気になる方、そういった方はMDを試してみてください。